毒親

毒親と親子の役割が逆転していることに気付いて苦しみから抜け出そう

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よく毒親家庭、機能不全家族では

親子の役割が逆転していると言われますよね

 

親子関係が逆転しているって

具体的な行動は何を指すのでしょうか?

あいまいだと困りますよね

 

今回は、親子関係が逆転しているとは

何なのかを考えることで

親子の役割の逆転という

不幸から抜け出すきっかけを作りましょう

 

目次

健全な家庭にだけあるもの

 

親と子供の関係で

親の役割はたくさんあります

ご飯を食べさせてあげたり

学校に行かせてあげたりなどですね

しかし皆さんが忘れがちですが

とても大切な役割があります

それは

「子供の人格を育ててあげる」

ということです

 

健全な家庭では、親は

子供の人格が成長できるように

働きかけをします

「あきらめないで、もう一回やってみよう」

と励ますのは

子供の心が成長できるようにです

「嘘をついてはいけませんよ」

と注意するのは

子供の人格が健全に育ってほしいからです

「みんなが悪いことしているからといって

自分も悪いことしてもいいという訳じゃないよ」

と怒るのも、子供の人格が

歪んでしまわないようにです

 

このように健全な家庭では親から子供へ

子供の人格が健全に育つようにという

アプローチが行われます

 

機能不全家族、毒親家庭では

このような子供の人格を育てようという

アプローチが一切ありません

その代わりに毒親がしていることが

親の都合の押し付けです

「わがまま言うな!」

と毒親が怒るのは

子供が親の思い通りに動かないからです

 

説教に見せかけた都合の押し付けなんですね

その態度に、子供の人格が健全に育つようにという

親心は見られません

あるのは、子供が

自分の思い通りに動いていないことへの

怒りだけです

だから子供が自分の思い通りに動くよう

説教に見せかけた嘘をつきます

 

親子の役割の逆転とは

 

毒親は人格が未熟です

その毒親がとる行動を見て、誠実な子供は

自分が何とかしてあげようと思ってしまうんです

 

健全な家庭では、親が子供の人格を育てようと

アプローチをするのに対し

毒親家庭では、子供が親の人格をなんとかしようと

頑張ってしまう

これが親子の役割が逆転した状態です

 

これが多くの子供を疲弊させて

不幸を生み出します

 

親子の役割が逆転しているというのは

子供側が親の人格を何とかしようと

働きかけをしている状態なんですね

つまり、親子の役割が逆転しているという

苦しみから抜け出すためには

親の人格を何とかしようとする

努力をやめることが大切です

 

あなたの役割

 

普通の人は自分の人生に集中できているのに

毒親のせいで自分の人生が

おろそかになっていると感じていませんか?

あなたが考える普通の人は、自分の人生の時間を

自分が人として成長することのために

使っているのではないでしょうか?

 

あなたは自分の人生のほとんどの時間を

毒親を人として成長させるために

使ってしまっていませんか?

そのことが、毒親に

自分の人生の時間を無駄にされていると

感じる理由になっているのではないでしょうか

 

あなたが

毒親が人として成長できるようにと

試行錯誤している間に

健全な人は

自分が人として成長することに

試行錯誤しています

その違いがあなたと周りの人の間に

大きな差を作ってしまっているのではないでしょうか

 

自分を守る力

 

毒親育ちが

ダメな人に引っかかってしまいやすかったり

モラハラ加害者とくっつきやすいというのは

相手を人として成長させようと

頑張ってしまうからです

 

ダメな人が

人として成長できるようにと

頑張ってしまったり

モラハラ加害者を

あなたが人として成長させようと

頑張ってしまい、離れられずに

一緒に居る時間を増やしてしまうんです

そうやって自分が

人として成長する機会を減らしています

 

あなたが考える普通の人は

どうしていますか?

「この人は人として成長しないで逃げるんだ

幼稚なまま生きていくんだ」

そう考えて、それで終わりにしていませんか?

それでいいんですよ

 

小さい頃の癖を見直そう

 

あなたは小さいころ

毒親の人格を何とかしようと

頑張っていました

その癖が抜けずに、大人になった今でも

人格が未熟な人間が人として成長できるようにと

頑張ってしまいます

それがあなたの人生を不幸にしています

 

あなたは、あなたが人として成長することを

第一に考えていいんですよ

他人が人として成長をしないことは

その人の責任であって

あなたの責任ではないんです

 

人として未熟な人間は今まで

人として成長することから逃げて生きてきたから

未熟なんです

あなたが毒親に

人として成長できるような機会を用意してあげても

毒親は逃げるだけです

毒親は今までの人生をそうやって生きてきたんです

毎回、あなたが頑張って用意した

人として成長できるような機会を

毒親に台無しにされて

壊されて逃げられて

それを裏切られたと傷ついていませんか

それはあなたの人生を不幸にする悪い癖です

 

「この人は人として成長することから

逃げて生きていくんだ」

それで終わりでいいんです

それをあなたが何とかしなくていいんです

 

あなたは「他人の人格を何とかすること」の代わりに

「自分が人として成長すること」を考えてください

人生の主役は自分でいいんです

 

「今から自分が何をすれば

毒親が人として成長できるだろう」

では、あなたの人生の主役が

毒親になってしまいます

毒親にあなたの人生を

奪われてしまっている状態です

 

「今日、今から何をすれば

自分が人として成長できるだろう」

と考えて行動してみてください

それが自分の人生の主役が

自分であるということです

 

「毒親を人として成長させようとする生き方」

から

「自分が人として成長できる生き方」

に変わってください

そうすれば、毒親に奪われた人生を

あなたの手に取り戻すことが出来ます

そうすることで

本物のあなたの人生を歩んでください

 

このブログを読んだあなたが

幸せでありますように